フジカラーCDによるフィルム写真のデジタル化について
誰もが満足するような、フィルムの完璧なデジタイズ方法は無い。フィルム写真はプリントが本体。
まあそりゃそうなんだけど、物理的なプリントはネットでシェアできないしLikeもできないし保管に困るし不便だからどうしてもJPEGにしたいのが現代っ子の心情です。
で、現実的なソリューションとしては結局フジカラーCDにするのがいいんじゃないかと思いました。
フジカラーCDは富士フイルムがやっているデジタイズサービスで、フィルム一本500円くらいでCD-Rに入れてくれる。過去のフィルムを大量にデジタイズするには金がかかりすぎるかもしれないけど、今からフィルムを始めるのには現実的な価格だと思う。
フジカラーCDはスキャンまでやってくれる自動現像機で機械的に作られるようだ。その工程でどのくらい写真屋の技術介入があるのかは不明。色味はビビッド+高コントラスト気味で出力されるので、わざわざフィルムで撮るような現代っ子にはうってつけの色味なんじゃないかと思う。
出力されるJPEGは解像度が1840 ×1232とあんま高くないけど、プリントするわけじゃないしPCで見るには十分ですね。
作例
Nikon FE + Nikkor 35mm f/2.8 + FUJIFILM X-TRA 400で撮って、カメラのキタムラ目黒店でフジカラーCDに出力してもらったJPEG。自分では補正は一切してない。
アンダーになっちゃった写真が変な色味で出力されるのが大変面白い。デジカメで撮った写真をこういう色に現像するのは結構骨が折れる作業なので、勝手に変な色になるのは便利。
シャープで正確な色の出力を求めるならデジカメで撮って自分でRAW現像して追い込んだほうがいいけど、すごい時間かかって面倒だし、個人的にはこういうJPEGを手間をかけずに得られるのは満足です。
ネットでの意見
↓気分の悪くなるほどの色調とする意見。
わたしはこの2,30年ほどニコンの銀塩を使ってますが、ここ3,4年はカラーネガはプリントすることなく、キタムラでF-CD仕上げ(ネガの画像を業務用200万画素程度でCDに書付る)にしてもらうことが多いのですが、その酷(ひど)さ。。。画質の劣悪さはともかく、色調のひどさにには、いつも気分が悪くなります。
↓十分な画質だとする意見。
とにかくフジカラーCDがかえってきたので、仕上がりをチェックしてみた。コントラストの強いバリッとした仕上がり。クイックフォト35 CDの仕上がりが、なんとも軟調で良い悪いの評価を下しようがないほどあっさりした絵作りになっているのに比べたら、フジカラーCDの方は、お金を払う価値のある解像感を感じる。ちょっと強調しすぎな子供だまし画質な感もあるが、俺、初心者だし、これでもOK。L版の写真で見えていなかった物が見えている感じ(気のせいかも・・・)。というわけで、これからCD書き込みサービスは必ずフジカラーで行くことにする。
Kodak PictureCD は解像度が低いので画質未確認のまま却下とする。
↓家庭用フィルムスキャナとフジカラーCDの画質を比較したビックカメラの販促記事。
↓フジカラーCDへの出力をしている写真店の店主のブログ記事
まとめ
- 1840×1232
- 画質はビビッド+コントラスト高め
- フィルム一本500円
- 俺的には満足
2428 views and 1 response
-
Feb 27 2012, 12:34 AMirukanoko liked this post.