アイアンマン1&2、第9地区、ハートロッカーを観た

ネタバレを含みます。

アイアンマン

天才エンジニアかつ世界最大の兵器会社の社長である主人公が善に目覚めて自らアイアンマンスーツを開発して着用のうえ中東に殴り込む話。メカの表現がかっこいいので男の子心をくすぐられた。あと主人公がイケメンで金持ちでモテまくりで天才エンジニアでアイアンマンで強い、みたいなヒーローなんだけど憎めなくてよかった。秘書のペッパーポッツが可愛い。

アイアンマン2

1の続きで、主人公が調子こいてアイアンマンスーツ来てギャルどもとよろしくやってるうちにどんどん信用を失っていく一方でなんかの陰謀に巻き込まれたりして戦う話。序盤の、モナコGPで戦うあたり(スーツケースがアイアンマンスーツに変形するシーン!)は燃えたんだけど、見せ場はそのくらいだった。いてもいなくてもよかったキャラクターとか、要らないシーンとかがいっぱいで、どうにも脚本の完成度が低くてダメダメだった。ロシア人美人スパイが出てくるんだけど大して話に絡まないまま終わるとか、主人公が自宅に軟禁されるんだけどその軟禁の必要性がよくわからなかったりとか…(なぜかあっさり解放されるし)

第9地区

20年前に南アフリカに巨大なUFOが不時着し、エイリアン達がスラム街を作って人間とモメる話。登場人物たちがとにかくクズで、エイリアン達を無慈悲に殺しまくったり卵を焼いたり略奪をしたりする。エイリアンもエイリアンでクズで、通称第9地区を不法占拠してゴミをあさり続ける。見ていて気分悪くなるくらいクズオンリー。エイリアンたちの中に一人だけクズじゃないのがいて、20年間かけてUFOを修理してて、ようやく星に帰ろうって時に主人公のクズ人間に燃料を略奪されてしかも友達を殺されて台無しになる。主人公はその燃料を触っちゃったことで右手からどんどんエイリアン化していく。エイリアン化をとめるためにはUFOに乗らなきゃいけないんだけど燃料は悪いヤツに奪われたから、善エイリアン=クリストファーと主人公で命がけで燃料を取り戻しに行く。協力してやっと燃料を取り戻すんだけどクリストファーをあっさり裏切って見殺しにして自分だけ助かろうとするっていうホンマもんのクズ。でもクリストファーはほんとにいいやつで、主人公を必ず治すと約束する。クリストファーの良心はまじで見境なくて、そもそも主人公が燃料を奪わなければサクっと星に帰れたのに、主人公と一緒に燃料を取り戻しに行く時にちょっと命を助けられた程度の恩義を感じているのか、その後いくら騙されようとも主人公を信じて助けようとする。エイリアン=侵略者=善、人類=先住民=悪、みたいなドギツイ対比があって、見ていてしんどいんだけど、映像は本当に素晴らしくて、エイリアンの嘘臭さがなくてドキュメンタリー調の映像によく馴染んでる。映像特典の、主人公の特殊メイクに数時間かかるみたいなのがあって、後半は主人公役の人が特殊メイクとメイク落としに毎日何時間もかけるという手順にどんどんイラついて悪態が目立つようになっていく様が収録されており主人公像に近づいてて面白かった。あとエイリアンのUFOの燃料に触るとエイリアン化するとかいう設定が意味分かんないと思った。

ハートロッカー

街中に、車に、地中に、人間に、イラクのあらゆる場所に仕掛けられているテロ爆弾を毎日毎日撤去する米軍の爆弾処理班の話。敵の姿は見えないが、爆弾は毎日発見され、主人公達はすぐに爆弾に駆けつけてはひたすら解体する。いつでも爆死しうるという狂気の日常を扱っている。感想ですが、アカデミー賞っぽいと思いました。アメリカの陸軍の上下関係ってこんなにゆるやかなの? なんか上司にタメ口なんだけど…。そのへんについてかは知らないけど、米軍の人には不正確さを非難されてるっぽい

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